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扇子のOEMについて

みなさん、こんにちは。大西常商店で若女将をしております大西里枝と申します。
暑くなってきましたね!扇子のOEMについてお問い合わせをいただくことが多くなってきました。
弊社は紙扇子・絹扇子どちらのタイプの扇子でもOEMを御受けしております。

紙扇子のOEM

特に最近多いのが紙扇子のOEMです。絹扇子よりも耐久度が高く、長持ちいたしますし、色あいや柄の表現度が高いため、企業やオリジナルロゴを表現しやすいというメリットがあります。


紙扇子の技法としては下記の3種類に大別されます。

  1. インクジェット印刷
  2. シルクスクリーン
  3. インクジェット印刷+シルクスクリーン

今日はこの3種類についてメリットとデメリットをお伝えします。


1.インクジェット印刷
こちらは、皆さん聞いたことがあると思いますが、いわゆる印刷機で出力した扇面です。色味の最限度が高くて汎用的です。

 メリット:CMYKで色味を忠実に表現できる
      グラデーションなど微妙な色の変化に対応できる
      何色もの色を使っても同一の価格で提供できる
      小ロット対応ができる
デメリット:印刷なので、扇面の風合いが若干安っぽい
      上品に輝きを放つ「雲母加工」を表現できない

2.シルクスクリーン
こちらは、型をつかって職人が1枚1枚色を引いていく手法です。色柄が少ない場合などはこちらを提案します。圧倒的高級感!


 メリット:上品に輝きを放つ「雲母加工」が可能である
      インクジェットよりも高級感がある
デメリット:色ごとに型が必要。型の製造料金が加算される
      50~100枚程度の量産を行わないと型代がペイできない

3.インクジェット印刷+シルクスクリーン
こちらは、インクジェットとシルクスクリーンを併用した技法です。最初にインクジェットで色柄をつけた後、シルクスクリーンでさらに色柄を追加します。双方のよいところを組み合わせて使うので、高級感がありつつ、色柄の表現の自由度が高いという特徴があります。


 メリット:上品に輝きを放つ「雲母加工」が可能である
      グラデーションなど絶妙な色合いを表現できる
      シルクスクリーンで柄を乗せると、柄が浮かび上がったように見える
デメリット:2つの加工を重ねて行うため、少し高い。

いかがでしょうか、それぞれの特性をご理解いただけましたでしょうか…?
ご予算や完成度の希望などにあわせて提案させていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ!

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