京扇子 大西常商店

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扇子の要について

みなさん、こんにちは。大西常商店で若女将をしております大西里枝と申します。
先日はSDGsについてコラムを書かせていただきましたが、その中で「要直し」について触れました。要について深堀りしたいと思います。

「肝心要の〇〇」

こんなことわざをご存じでしょうか。肝腎要とも書きます。扇の骨をまとめる要が壊れてしまうと、扇子としての機能が成立しません。そのため、扇のなかでも一番大切な部分とされています。
このことから、肝心要という言葉は「もっとも大切なことやポイント」をさす言葉として知られています。

この言葉に裏打ちされるように、扇子の製造工程のなかでも要をつける「要打ち」の工程は非常に重要な工程です。緩すぎると締まりが悪くなりますし、きつ過ぎると開きづらく、加減が難しい工程のひとつ。弊社では「要打ち」を生業とする専門の職人に依頼しています。大切な工程ほどプロ中のプロに、という思いからです。
購入した要が緩くなってしまった!とれてしまった!というお客様はぜひこの機会に「要直し」をご検討ください♪

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