ゆかたざらい、という行事があります。伝統芸能などのお稽古に親しまれている方にとっては、よく聞く単語かもしれませんが、そうでない私たちにとっては耳慣れない言葉です。
「さらい」というのは学んだことを「おさらい」すること。つまり、普段お稽古していることを復習するための発表会。
中でも、夏の時期にするものを「浴衣ざらい」といいます。その名の通り、浴衣を着て、社中のみなさんの前で練習やお稽古の成果を発表するものです。
先日、弊社でお稽古をされている長唄吉住流の吉住小貴三郎社中のゆかたざらいが行われました。
今回は「末広」のゆかたを揃いで誂えてのゆかたざらい。鶴亀から始まり、末広がり、越後獅子、勧進帳、、、、
普段東京でお稽古されている方だけでなく、先生が教えていらっしゃる早稲田の学生さんもご上洛されての会。
老いも若きもたのしく、なごやかに。